◆1 片手トリルをマスター
まず、本来は★5の予定だったんですが、途中でCHUNITHM STARにアップデートされたので変更しました。
片手トリルは、CHUNITHMから音楽ゲームを始めた人にとっては非常にマスターするのが難しいです。その為、13の曲がある程度出来て虹レになっても、片手トリルは出来ないという人は多いです。逆に言えば、片手トリルが出来れば技術の基本はほぼ全てマスターしたと言っても良いです。では、その片手トリルをどうやって練習し、マスターするのかを紹介します。
そもそも、片手トリルを練習出来る曲はそこまで多くありません。というのも、もしも片手トリルが下の方の難易度で数多く出てくるのならば、15.25にはなれないと思われます。つまり、片手トリルのマスターが遅れるのは、難易度のみの問題ではなく、片手トリルをあまり使用しないゲーム側にも問題があるということです。とは言え、CHUNITHMに文句を言っても仕方ないので、対策として、
1・別の片手トリルを多く使うゲームをする
2・多少無理して片手トリルで取る練習をする
3・少し難しくても13や13+で練習もしくは数は少ないが12程度で練習する
これらがあります。
1番の、別のゲームをするということですが、これは、CHUNITHMに対してのモチベーションが下がってきた時にやるのが良いと思います。CHUNITHMに対してのモチベーションが高い間は、CHUNITHMをやって、スライダーの感覚を鍛える方が上達に繋がると思います。しかし、長いこと同じゲームをやっていると、どうしてもモチベーションが 保てないことがあると思います。そんな時でも、楽しくゲームをやりつつCHUNITHMの技術も鍛えることが出来るのが1番目の方法です。例えば、SDVXなどは縦レーンで、CHUNITHMの練習にもなります。(ただし難易度が高いのと擦りなどは通用しないので注意が必要です)
これなら、いつCHUNITHMのモチベーションが復活しても、楽しむことが出来ます。ただ、CHUNITHMは他のゲームとは感覚が微妙に違うので、いつでもおすすめ出来るかと言われると微妙です。
次に、2番の方法ですが、例えば、普通のトリルを片手トリルで取ったり、縦連を片手トリルで取る等の方法です。この方法のメリットは、大体の曲で練習できることです。好きな曲で練習出来るので、取り組みやすいと思います。ただし、スコアが低くなってしまうので、モチベーションを保つという点ではおすすめ出来ません。
そして、3番の13や13+で練習する方法ですが、正直取り組みづらいと思います。ただ、1番効率のよい練習はこれだと思います。高難易度になると、片手トリルあたりが自然な形で出てくるので、
「やろうと思えばできる」
というものではなく、
「やらなければならない」
といったものになっていきます。
ですから、必然的に練習が出来ます。ただし、これだとそもそも練習と言うのかが微妙なところです。ですから、片手トリルを主にしている曲や、12あたりの数少ない片手トリルのある曲を紹介します。
MASTER 13 Genesis
片手トリルと言えばこの曲です。曲の代名詞が片手トリルなので、片手トリルが出来れば高いスコアが取れて、片手トリルが出来なければ低いスコアが取れる片手トリルの曲です。
(片手トリルばっか言ってるのは仕様です)
MASTER 13 のぼれ!すすめ!高い塔
こちらも片手トリルの多い曲です。こちらはラストの片手トリルに腕のクロスが混じっているのと、片手トリルだけではないので、より13+以上の曲に近い感じです。
MASTER 12 STAGER
上の二曲に比べて片手トリルが短いので、入門曲として良いと思います。混フレ練習にもなります。
MASTER 12 ロストワンの号哭
5連の片手トリルが沢山来ます。実際のところ、片手トリルをしなくても取れるのですが、無理して取るという程ではないので自然に取れた方が楽です。
MASTER 12+ 東方妖々夢
練習できる部分は短いですが速い片手トリルが来るのでなかなかに難しいです。下手な13より難しい曲だと思います。
MASTER 12+ 少女幻葬戦慄曲
こちらは片手トリルをしようとすれば結構な練習量が取れます。譜面も普通に難しいので、片手トリルだけの曲ではありません。
13以下の曲はこのくらいです。他にもあると思いますので、そういった曲で練習するのもありだと思います。また、13+以上では普通に片手トリルは出てくるので、練習と言えるかを別にすればたくさん片手トリルができます。
そして最後に、片手トリルをする時に意識する大事なことを紹介します。まず一つ目に、指を曲げるということです。Genesisくらいの片手トリルの速度なら指を伸ばしても取れるでしょうが、スピードが上がると、しっかりと指を曲げないとうまく取れません。そして、玩具狂奏曲-終焉やWorld Vanquisherともなると、タップの幅が狭い片手トリルも出てきて、やはり指を曲げて取った方がやりやすいです。さらに、指を曲げることによって、一つ一つの指を動かす感覚が養われます。この感覚は指押しでも有効で、より速く、そして正確に指押しもできるようになります。
また、片手トリルは必ずしも指だけを動かして取るものではありません。手首を動かして取ることも可能です。感覚を掴むのが結構難しいので、必須ではありませんが、指押しに自信が無くてもできます。かくいう自分も左手でしか出来ないので、なかなか難しい気もします。指か手首どちらか一方で良いと思います。
そしてもうひとつ、意識すべきことは、今自分がどちらの指で片手トリルを取っているかを把握することです。これは実際難しいのですが、これが出来ないと片手トリルのリズムが狂った際に修正するのが困難になってしまいます。また、片手トリルの性質上、同じレーンに繰り返しタップが来ます。ですから、トリル等と比べてもどこを押しているかが分かりづらいです。そこで、特に表拍の指を意識することによって、リズムが取りやすくなり、片手トリルを安定させることができます。
この二つが出来たら最後に気をつけるのは、片手トリルの一番最初のタップです。リズムを修正できて安定もする、そういった人が気をつけるのはもう片手トリルの入りぐらいしかありません。とにかく入りの指を間違えないことと、大きくズレたリズムで入らないことが大切です。指を間違えたらリズム云々の問題では無くなります。また、リズムが大きくズレると、修正する前にアタックやミスが出てしまうので、ズレは最小限に抑えるのが理想です。
片手トリルははっきり言って時間やクレ数で解決するのは厳しい部分があります。気づいたら出来てたということはあまり期待出来ません。他のゲームで片手トリルをしていたのならともかく、CHUNITHMから始めた人にとっては最難関の技術と言っても過言ではありません。だからこそ、練習をすること、そしてその練習の効率を上げて正しく行うことが重要です。正しく練習が出来るのであれば、別にCHUNITHMをやっていない時でも練習はできます。机の上で指を正しく動かすだけでも意外と効果があったりします。特にCHUNITHMはボタンではなく、跳ね返りがほぼ無いので、机で出来れば筐体でも出来る可能性はあります。ですから、片手トリルを避けて通らずに、出来るようにする努力が大切です。